入院6日目

午前3時、痛みで目が醒める。が、もうなんとなく痛みにはなれているので身体を少しズラしてまたなんとか寝てみる。

朝、6時頃起床するもやはり眠い。夜にぐっすり眠れるということは幸せなことである。ご飯をおいしくたべれるのも幸せなことである。この入院生活で幸せはそこら中に転がっているのを見過ごしていることに気付く。今はそういう充電期間なのだ。

さらにひとつ、春眠に暁を覚えないまま、ベットにくるまっていられるのは極楽以上のなにものでもない。

夏に友人と山口県への旅行を計画しているため、山口から始まって、色々調べているうちに中江兆民に行き着いた。そこからルソーととんでフランス革命、トマスホッブズ、ロックなど学校で何度も習っているはずの自由民権主義に行き着く。
思想哲学というものは面白いと思ったのはつい最近のこと。

本日はCTとレントゲンを撮った。
母が見舞いに来て最近の話をする。読書とラジオは母からなんとなく受け継いだものだ。そして、この頑丈な身体も。
五十代なのに夜遅くまで残業する母には本当に感心させられる。

今は、文藝春秋を読んでいる。対話をしながらの文章を読むと自分の中に入ってきやすい。そして未来のことを考えるのも楽しい。

本日は努めて気ままに怠惰に生きた。
昨日と違うのは痛み止めの薬を飲む間隔をあけたこと。これはなかなか良い。
明日は入院後の生活のことを少し考えることにする。